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雄也がまだ彰俊と話しているとき。
学校から少し離れたビルの一室から赤城雄也を双眼鏡で見てる人たちがいた。
その中の一人が無線機で状況を説明する。
「こちらポイントF、少年、赤城 雄也
の存在を確認」
軍服を来た男が無線機に向かって言った
。
「こちら本部、了解、監視を続けけろ」
低い声でかえされる。
「イェス マイロード」
無線が切れた、男は胸ポケットに無線機を入れる。
「しっかし、あの餓鬼がσ〈シグマ〉をもっているなんてなぁ??」
男はそうは見えないよなぁとつぶやきながら雄也の監視を続けていた。
「璃花さんも見てみたらどうですか??」
体つきが良く筋肉質で長髪の癖っ毛をワックスで所々跳ねさせ、ふんわりさせている、顔は目鼻立ちが整っていて、耳に何個もつけているピアスが印象的だ
男は安達璃花を呼んだ。
安達は、赤みがかった茶髪を二つ結んで、目は子犬のようなクリッとしていて、ビー玉みたいに透き通っている。
しゃべり方は舌っ足らずで必ず語尾を伸ばしたしゃべり方をしている。
体は小さく少し強く抱きしめたら壊れてしまいそうなくらい華奢だ。
「あたしはいいよ~、どうせそのうちあうでしょ~、いまはねかせてぇ~」
璃花はそうに言った後、規則正しい寝息をたてる。
「……璃花さんもうちょっと興味もちましょうよ…」
男は軽くショックを受け、雄也の監視に戻っていった。
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