メガネの先生と僕

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「ああー…なんで僕はこうも国語が出来ひんのやろ。他は完璧やのに!!」 机に並べられた90点のテストの中に 一枚だけ混じった赤点 「やから、いつも一位が取れへんねん!」 「しょーちゃん、俺今回も一位やったわ」 「…………へー」 「しょーちゃんはツメが甘いねん」 そう言って全て高得点のテストを ひらひらと見せびらかしてきた 勝ち誇ったような笑顔でな 「うっさいわ、ほなな」 「え、ちょ待ってや!せっかくやし一緒に帰ろうやー」 そんな言葉を適当に流して 僕は早々と教室を後にした  
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