3/14
前へ
/183ページ
次へ
「はうぅ~…」 溜め息をつきながら自分の席に座り、ホッと一息ついた。 皆は緊張しているらしく、教室内は凄く静かで…何だか居心地が悪かった。 ガラッ!! 先生が来たのかと思い、皆一斉にピシッと姿勢を良くして、勢いよく開いたドアの方を見た。 でも、皆の予想とは裏腹に、自分達と同じ制服姿の男の人が立っていた。 ネクタイの色が違うから、先輩かな……? 「………いた。」 その状況からか、暫く沈黙が続いた後、先輩が口を開いた。 「ねぇ…君さ、俺の彼女になりたくない?」    
/183ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3617人が本棚に入れています
本棚に追加