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「姉貴?」
「何よ」
「俺の飯が味噌とみりんなのは新手の嫌がらせか?」
「そうよ」
「お兄ちゃん…千沙都のをあげる…」
「千沙都も学校だろ?ちゃんと食べなきゃ」
「うぅ…わかりました…」
「よしよし、偉い偉い」
そんなやりとりをしてるともう家を出る時間になってることに気付いた俺は朝飯を諦めて家を出る事にした
「千沙都、学校行くぞ~」
「はぁい!待って下さい~」
「はぁいよ」
千沙都は全てが遅い、何より遅い。
「準備出来ました~」
「よし、いくか」
「いきましょう」
そして2人で家を出た
「なぁ千沙都?」
「はい?」
「手は繋がないのか?」
「いいんですか!?」
「あぁ、いいよ」
そう言って手を出すと指を絡ませるやつ…何だっけ??恋人繋ぎ…だっけ?をしてきた
「て…繋いだらすぐ分かれ道だな」
「ですね…でも、明日があります!」
「だな…じゃあ、帰ったら遊ぼうな?」
「はい、じゃあ後で」
「じゃあな」
千沙都の中学校はもう見えている、俺の高校はまだ遠いからいつもの友達との待ち合わせ場所へ…
「緋色!遅いぞ!」
「ひぃちゃん!千沙ちゃんと時間かけだよ!」
「ゴメンゴメン、姉貴が朝飯で嫌がらせしてきてさ」
「そっか…」
最初に喋った方が
久野 拓未 (ヒサノタクミ)
男だ、友達だ。
次に喋ったのが
芦屋 園美 (アシヤソノミ)
名前に合わず男だ。
めっちゃ可愛いのだ
「園美、今日も可愛いな。」
「!?…ひぃちゃん?おかしい道に走った…?」
「緋色…それはまずいだろ…」
「違う!なんとなくだ!」
「別にいいけどさ…」
「緋色さぁん!」
きた、こいつが…
「はぁはぁはぁ…あと二秒で遅刻でした…」
「遅かったな、美紗」
有屋 美紗 (アリヤミサ)
可愛い…んだが…ヲタク…腐女子だっけ?
「ねぇ…園美?緋色さん?今日こそBLを…」
「「しないからね?」」
「うぅ…」
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