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俺は今、絞められている、首を。
「姉貴!学校サボったのは悪かった!千沙都の事は違うんだ~!」
俺が千沙都を屋上まで連れて行き、無理矢理…な展開だと思ってるらしい。
「お姉ちゃん、違うの…」
「千沙都!緋色を庇わない!」
「お兄ちゃんは千沙都の彼氏なの!」
「な…何言ってるの?」
「お姉ちゃんはわかってない!千沙都はお兄ちゃんが大好きなの!お兄ちゃんも千沙都が大好きなの!」
「ひ…緋色?本当に!?」
「悪いが全て事実だ、だから違うって言っただろ?」
「そ…そうだけど…でも」
そういった姉貴の声を千沙都が遮る
「家族だよ!?だから何?」
「だから…もういい!」
姉貴は部屋に帰ってしまった、俺は多分悪くない。
「お兄ちゃん?」
「あ…どうした?」
「苦しくなかった?大丈夫ですか!?」
「あぁ、大丈夫だ…それより千沙都が叫んだからびっくりしたよ」
「千沙都はお兄ちゃんのためなら…」
俺は千沙都の可愛さに唇を奪う、多分…大丈夫
「ん…」
千沙都は驚いてはいたがすぐに慣れ自分から舌を入れてきた
「…ぃひゃい…」
すかさず千沙都の舌を少し強めに噛む、千沙都はこれが大好き、痛みが気持ちいらしい
「千沙都?舌から血が…」
「千沙都の血…お兄ちゃんの口の中に…」
合わさった唾液を呑んで気が付いた、強く噛みすぎたな…
「千沙都?大丈夫?」
「だめです、吸って下さい…」
舌を出す千沙都、それは言われたまま吸う俺、口の中が千沙都の血の味…
「お兄ちゃん…吸いすぎ…」
「あ…つい…」
千沙都の舌は既に血は止まっていた、気付かなかった俺って…
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