♂第17話♀~巷で噂のゲーム少女探求編~

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まぁ、今は部活に集中しなきゃな。 逸る気持ちを抑えながら準備にかかる。 そういや今日は誰と組まされるのかね また梨穂子かな? 『碧っち、今日こそ教えてもらうかんね!』 考え事をしてる俺の後ろから桜が抱きついてくる。 『教えたいのは山々だけどさぁ、組み合わせ考えてるの私じゃないしねぇ』 抱きつく桜を振り払いながら答える。 『うぅ~。碧っちと柚葉っち仲いいんだから説得してよ~』 『それとこれとは話が別だよ。柚葉も理由があって組み合わせ考えてるだろうし』 『うぅ…。これは柚葉っちの陰謀だ!私と碧っちの仲を引き裂く気だ』 『そんなわけないでしょ!バカなこと言ってないで桜も準備しなさい』 『わわ!柚葉っち』 柚葉の登場に慌て後ろに隠れる桜。 『ほら桜、柚葉の言うこと聞かないと何されるかわからないよ~』 『は、はーい。行ってきまーす』 俺の脅し文句に桜は渋々準備にとりかかる。 『いやー、お前の名前だすと後輩が言うこと聞きやすくて便利だよなー。さすが…』 ごちーーーん! そう言い終わるか終わらないかの内に柚葉のゲンコツ炸裂。 『いっ、痛っ……。まだ殴るの早くね?』 『桜に言った一言も引っ掛かったし、それになんか嫌な予感がした。』 『嫌な予感がしただけで殴るの反対。』 『じゃあなんて言おうとした?』 『う…。。まぁそれはいいじゃん』 『ほら、やっぱり殴って正解じゃん』 うぅ、暴力の正当化反対。 俺は頭を擦りながら部活の準備をした。
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