♂第5話♀~女の子生活1日目の終わり~

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自分の部屋に帰ると俺はグッと背伸びをした。 『くぅ~。今日は1日お疲れ様でしたっと』 俺は制服をベッドの上に脱ぎ捨てた。 なんという解放感。 さてと。。 部屋着何にしよ。 俺はタンスを前に悩んでいた。 見慣れない服に戸惑うばかり。 あ、スウェットがある。 これでいいや。 俺はスウェットを着るとリビングに降りていった。 『母さんは?』 『柚葉さんのお母さんと買い物いったよ』 『てことは遅くなるな。』 『お姉ちゃん、私今日オムライス食べたいな。』 『ふーん。それで?』 冷たく切り返す。 『うー。。冷たい。。お母さん遅くなるなら夕飯作らなきゃだめじゃん』 『どうぞ。作れば?』 『うぅ。。私が料理苦手なの知ってるくせに。。』 『だから少しは努力しなさいよってこと。ほら手伝ったげるから』 『はーい。。』 翠は渋々立ち上がった。 『じゃあ、チキンライスは私作るから翠は卵焼いてね』 俺はそう言うと、さっさと料理を進めた。 一方、翠はあたふた忙しそうに料理している。 卵焼くだけなのに…。 『うん。完璧。』 俺の方は出来上がった。 翠の様子をチラッとみる。 涙目になりながら悪戦苦闘している。 卵焼くだけなのに…。 『お姉ちゃん…うまくできない~』 あまりに不憫なので助け船をだす 『仕方ないなぁ。まず火が強すぎ。で、そうしたら…』 こうして俺のアドバイスもあり、翠は見事にできるようになった。 翠はちょっと嬉しそうだった。 卵焼くだけなのに…。
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