♂第5話♀~女の子生活1日目の終わり~

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『いただきまーす。うーん、やっぱりお姉ちゃんの料理は美味しい』 翠は嬉しそうにオムライスを頬張っている。 『もうちょっとゆっくり食べたら?』 俺の忠告を無視して食べ続ける、翠。 俺の言うことなどお構いなしのようだ。 『ところでお姉ちゃんは部活どうなの?』 オムライスを頬張りながら翠が聞いてきた。 『うーん、どうだろうね。レギュラー入れるか入れないかの微妙なラインって感じかな』 『テニスでは一年生からレギュラーのお姉ちゃんも弓道じゃ並なんだね』 『まぁ、テニスとは全然違うからね。』 『そうだよねぇ。』 翠がウンウンと頷く。 『でもそれは言い訳にしかならないからさ。レギュラー採った翠を見習って頑張るよ』 『そうそう。私を見習って頑張りなさい』 『調子のらないの』 そういって俺は翠のおでこに軽くデコピンをした。 翠はえへへと舌を出してみせた。 『さてと。じゃあ、私先にお風呂入ってくるね』 『はーい。あ、今日はお姉ちゃんと一緒に入ろっかな?』 『ば、ばかっ///何言ってるの!?』 『何そんなに焦ってんの?いいじゃん、女同士なんだし。問題なし♪』 お前がよくても、こちとら問題大有りなんだよ。 『お、お風呂ぐらいはゆっくり浸かりたいし』 『あー、何それ。私がいるとゆっくりできないってこと?失敬な。』 まぁ、それは本当だし。 『じゃあ、お風呂上がったら話しよーよ。テニスで聞きたいこともあるし』 『ハイハイ。わかったわかった』 二つ返事で頷く。 今日はやけに妹が絡んでくれる。 男の時も仲はよかったけど、今の方がもっと仲がいいって感じだな。 女同士のがやっぱり話易さがあるのかな。 そんなことを考えつつ、俺は風呂場に向かった。
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