♂第5話♀~女の子生活1日目の終わり~

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俺は風呂場につくなり脱衣場で服をさっさと脱いだ 『…しかしこの体で鏡をみるのは抵抗あるなぁ。』 鏡に写る女の子。 それは紛れもなく俺なのだが、俺であって俺ではない。 早く元に戻りたいな…。 俺はひとつため息をつくと風呂場に入った。 『くぅ~。やっぱり1日の締めは風呂だよなぁ。極楽極楽♪』 ネガティブな気持ちを一掃させてくれる気持ち良さ。 思わず鼻歌でも歌いたくなる。 『…こっちの世界の俺って結構スタイルよくね?出るとこはそこそこ出てるし、引っ込んでるとこは引っ込んでるし』 改めて自分の体を見てみる。 でもやっぱり照れクサイな/// 『しかし胸がでっかいってのも考えものなのかもなー。これぐらいでも結構肩凝るし…。男の時は大きいことはいいことだ!…なーんて考えてたけど』 女になってなければわからないこと。 苦労がわかった気がする。 これはいい経験になる…のかもしれない…。 そんなことを考えながら俺は1人の時間を満喫した。 『ふぅ~。さっぱりした』 風呂に入って気分一新の俺は飲み物をとりにリビングに戻った。 『ずいぶん長かったね。』 翠に言われて時計を見るとかなりの時間が過ぎていた。 『あはは。気持ちよくてつい』 冷蔵庫のお茶を飲みながら答える。 こんなに長く入ったのは初めてかもしれない。 素に戻れる場所のひとつだしな。
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