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ジリリリリ~
カチッ
…
………
目覚ましを無意識にとめ、俺は二度目の眠りにつこうとした
次の瞬間、ドアを激しくノックする音で目が覚めた
『起きないと遅刻するよ。私、ちゃんと声かけたから遅刻しても知らないからね』
どうやら毎度寝坊する俺に対して妹が起こしに来たらしい。
仕方なく俺は起き上がり、メガネをかける
…ぼやける。
メガネを外した方が視界がいい。
急に目が良くなったのだろうか?
いや、そんなことはありえない
『眼科いくかな…』
寝ぼけ眼をこすりながら、あくびをひとつした
……
……しかしなんだろう、この違和感。俺は何とも言えない違和感を感じていた
いつもより周りが大きく見えるというか…
『とりあえず顔を洗おう』
そう思って洗面所に向かった
違和感の正体はここで明らかになった
タオルを取ろうとした時、鏡に誰か知らない女の子が映っているのだ
俺はゆっくり鏡に手を近づけた
鏡の向こうの女の子も同じ動きをした
…まさか
鏡に映った姿をみて、俺は自分の体をみた
……………………
『お、女になってる~~~!!!!!!!!!!!!!』
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