♂第13話♀~クラスメートは似た者同士~

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美紗とハルのやり取りを眺めている俺に聖が呟く。 『碧も私もお互い大変だね』 そういって肩をすくめてみせた。 『あー、わかります?。やっぱ考えてることは一緒かぁ』 『やんちゃなお子様の面倒見るのは大変だよね~』 『誰がお子様だって!』 口を揃えてこっちを見る美紗とハル。 お前らだよ、お前ら。 ブーブー文句をいう二人に聖が言う。 『保護者の立場も考えて欲しいね』 ハルが対抗する。 『ひじりんに面倒見てもらわなくても平気だもんね~』 『そう。じゃあ今後テスト前に泣きついてこないで一人で勉強しなさいよ?』 『!?』 『当然だよね?面倒見なくても平気なんだもんね?』 『……そこは譲歩していただけないでしょうか?』 『しないよ』 『即答すぎる。ひじりんのケチ!いじわる!』 『なんとでもどーぞ。ハルがいいだしたんだからね』 『うぅ。ひじりん~』 泣きつくハルをあしらう聖。 なるほど、あしらいかた勉強になるなぁ。 『あ、碧…?』 美紗が恐る恐る尋ねる。 『碧は聖みたいなことないよね…?ちゃんと教えてくれるよね…?』 俺は無言で美紗にニッコリ笑って見せた。 『その笑顔が逆に怖い~。無言でプレッシャーかけるのやめてよ~。あーおーいー』 必死に頼み込むやんちゃ娘2人。 それをあしらう保護者2人。 やはり俺と聖は似た者同士だと感じた。
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