第三章 突然の別れ…

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そして、少し会話に間が空いて、俺がそっと彼女を見た時、彼女は意外な事実を言ったのだ… 「…真聡さん憶えてないですか?。…私たち、昔この場所で出会っているんですよ?」 「え!?、嘘!?。…え、いつ会いましたっけ!?」 「まだ小学生の時私、川で遊んでいて、真聡さんが突然来て、私に『綺麗な石』をくれたんです…」 「石!?」 「はい…。憶えていませんか?」 「………!!」 そうだ! あれはまだ俺が小学生の時だった… その時も学校が夏休みでおばあちゃんの家に遊びに来ていた! 美夏と一緒に川に行く事になって、でも俺は、1人先に川に行ったんだ… そこに1人の女の子が川で遊んでいて、そんな遊ぶ姿に俺は…彼女と話したいと思った… その時、ズボンのポケットに入ってあった前の日に拾った綺麗な石を彼女に渡して…話すきっかけを作ったんだ… そうだ!! 俺と彼女は、この夏に初めて会ったんじゃない!! ずっと前から…出会っていたんだ!!
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