第三章 突然の別れ…

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田舎で聞こえてくるのは川の音や虫たちの鳴き声だけで、周りに俺の声が響くような…そんな大きな声で…! すると、彼女は振り向いて… 「…私も……『好きですよ?真聡さんの事…あの時からずっと…。』……本当に…ありがとう…!」 彼女はそう言って家に走って行った… 一瞬彼女の目から涙が見えたけど、周りは暗かったし、きっと気のせいだったかもしれない…… 俺は初めて、真剣に女の子に……告白した…… ~次の日・中津村に来て5日目~ 俺は少し清々しい気分でその日早く目が醒めた! 親や美夏の寝ているトコをそっと避けながら、外へ出て行くと、そこにはもっと早起きしていたおばあちゃんが縁側に座っていた… 「あ、おばあちゃんおはよう!」 「ぉ!、真聡もう起きたんかぃ!?」 「うん!まぁ~ね…」 そう言いながら俺も縁側に座った! 「…昨日の夜はなんじゃ楽しそうじゃったけど、花火でもしよったんか?」 「何だぁ~!、おばあちゃん起きてたの!?。一緒にやろうと思っていっぱい買ったんだよ?。…それにさ、この辺に遊びに来たっていう女の子も来てさ!、楽しかったなぁ~!」
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