第三章 突然の別れ…

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それに、彼女が言った事全てが嘘になる… 彼女の両親が亡くなった時、彼女はおじさんの家にいて無事だったって言ってた…… もしかして、それも…全部嘘で自分も実は亡くなっていた、とか…!? それだと、彼女が言う意味深な言葉の意味が…合わさる…… 『最後に、目に焼き付けて帰りたい…』 『私はそれだけで十分幸せですから…』 『…そうかもしれませんね…』 そう思った時、俺は寝る時の服のまま、家を飛び出していた! 絶対に嘘だ!! 彼女が亡くなっているんなら、この2日間見た彼女は一体何だったんだよ!? それに俺だけじゃなく家族みんなが見ていたんだぞ!? アレが幻だなんて思いたくない!! 昨日の夜、せっかくお互いが両想いだって分かったのに…!! …こんな最後ってないだろ!? このまま彼女の家に行って、誰もいなかったら……
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