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「…あ!、真聡さん!」
「え?、…可憐、さん?」
宮崎商店の前には、あの不思議な彼女が花火を見ていたのだ!
すると横で美夏が『誰?誰!?』と言うように俺の服の袖を引っ張っていた!
「…あれ?、横にいるのは…」
「あぁ!!、こいつ妹の美夏!。花火したいって言うから一緒に買いに来たんだよね!」
昨日彼女と数回話をしているうちに同い年ということもあり、俺は彼女に対し普通に会話していた!
でもやっぱり彼女はお嬢様的な女の子だからなのか、俺に対しては敬語で話してきていた…
そして…
「へぇ~、可憐さんってお兄ちゃんと同い年なんですかぁ!?。見えな~い!」
(見えないってどういう意味だよ…)
「そうですか?。……それよりも美夏ちゃん、とっても可愛いですね?」
(可憐さんそれ間違ってる…)
「いやいやいや!!、私なんて全然ですよ~!!。それより可憐さんの方がとっても可愛い…っていうか、綺麗です!!」
なぜだ?
なぜ数分で仲良くなっとるんだぁ?!
さすが女同士というヤツなのか…?
女の人は年齢関係なく仲良くなるのが早いって言うし…
まぁでも、可憐さんも一緒に花火することになったから別にイイけど!
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