第二章 再会と花火

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「…あ!、真聡さん!」 「え?、…可憐、さん?」 宮崎商店の前には、あの不思議な彼女が花火を見ていたのだ! すると横で美夏が『誰?誰!?』と言うように俺の服の袖を引っ張っていた! 「…あれ?、横にいるのは…」 「あぁ!!、こいつ妹の美夏!。花火したいって言うから一緒に買いに来たんだよね!」 昨日彼女と数回話をしているうちに同い年ということもあり、俺は彼女に対し普通に会話していた! でもやっぱり彼女はお嬢様的な女の子だからなのか、俺に対しては敬語で話してきていた… そして… 「へぇ~、可憐さんってお兄ちゃんと同い年なんですかぁ!?。見えな~い!」 (見えないってどういう意味だよ…) 「そうですか?。……それよりも美夏ちゃん、とっても可愛いですね?」 (可憐さんそれ間違ってる…) 「いやいやいや!!、私なんて全然ですよ~!!。それより可憐さんの方がとっても可愛い…っていうか、綺麗です!!」 なぜだ? なぜ数分で仲良くなっとるんだぁ?! さすが女同士というヤツなのか…? 女の人は年齢関係なく仲良くなるのが早いって言うし… まぁでも、可憐さんも一緒に花火することになったから別にイイけど!
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