Promise 1

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2 寝起きは最悪だった。折角の休みだというのに起こされた。 さっきからインターホンが鳴っている。両親はいない。 なんでも日光に紅葉を見に行くとか。夫婦仲が良好でなによりだ。 部屋に掛かっている時計に目を向ける。 「まだ10時じゃん。誰よ、こんな早くから……」 フラつきながらベッドから降りると、手早く着替える。 さすがにパジャマは恥ずかしい。 手櫛で髪を整える。 次は顔を洗わなきゃ。 私が準備している間も一定の間隔でチャイムは鳴り続けていた。 10分後、ドアを開けた私は立ち尽くした。 そこには少女がいた。黒く柔らかな髪、少し吊り上がった目、白いワンピースに赤いバッグ。 自称地獄出身のロミがそこにいた。
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