70人が本棚に入れています
本棚に追加
学校に行くと最初の言い出した佳奈がこっちに駆け寄ってきました。
『ちょっと聞いてや!昨日な夢かなんか分からんねんけど白い着物着たお婆ちゃんが出てきてん…めっちゃ怖かった…』
と言い出したのです。
その時はみんな気のせいやって言って笑って終わりました。
その日の夜…
私が眠りについた頃…
窓際に(枕元)誰かが立っていたのです。
足が見えそーっと上を見て行くと白い着物を着た四角い顔だちの短髪の白髪のお婆ちゃんが立っていました。
顔のまわりは紫色の光に覆われ私をじーっっと見下ろしていました。
私はハッとして目を見開らくとそこには誰もいませんでした。
私は部活で疲れていたのでただの夢だとその時は気にも止めませんでした。
しかし次の日…
今度は私の横にある机の椅子に昨日のお婆ちゃんが私のほうを見て座っていました。
お婆ちゃんは私を見下ろしながら…
『お墓………¥$%#*☆』
と言って私はまたハッとして目を開けるとそこには誰もいませんでした。
朝学校に行って友達にこの2日の出来事を話しました。
そしたら私は佳奈が言っていたお婆ちゃんと同じお婆ちゃんを見ていて…
それから毎日友達も見るようになりました。
言い出した子を始め賛成した子のとこに順番にそのお婆ちゃんは出てきたのです。
ただ出てこなかったのは最後まで気乗りしなかった歩美だけでした。
あのお婆ちゃんはもしかするとお墓で遊んではいけないと伝えにきたのかもしれません。
最初のコメントを投稿しよう!