コックリさん

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コックリさん

前のマンションを出て引っ越しをしてまた狭いアパートに住む事になり学校も転校しました。 何とか新しい友達もでき毎日楽しく学校に行ってました。 当時コックリさんがすごく流行っていて私も友達とやっていました。 ある放課後… 友達三人と教室で… 『コックリさんコックリさん…来られましたらはいのとこに行ってください…』 10円玉がうごきました。 それから占い感覚でお互いの好きな人の事とか聞いたりしてました。 でも私自身全く信じれなくてどうせ友達が動かしてるのだろうと思っていました。 ある時私はしてはいけないと言われている1人でやってみようと思いました。 そういえば何故数人でしかアカンの? どうして1人ではアカンの? てか絶対誰かが動かしてるに決まってる! よし!1人でやってみよ! 1人でやって自分で動かすほどアホな事はしやんし! 私は1人でやりました。 『コックリさんコックリさん来られましたらはいのほうに行ってください』 10円玉が… 動いた… 私はビックリしてこれはホンマなんやと確信しました。 それからとりあえず他愛のない質問をして終わりました。 しかしそれからおかしな事が起きました。 夜音楽聴きながらノンビリしてると突然ボリュームがどんどん小さくなって最後はプツンと電源が切れたのです。 私はコンセントが緩んでるのかと思い差し込みなおしまた電源をつけボリュームをあげました。 でもまたボリュームが小さくなっていき最後は電源が切れてしまいました。 コンセントはしっかり入ってる… てかコンセントが緩んでるならいきなり切れるよなぁ… 何でボリュームがどんどん小さくなっていくんやろ… 私は気持ち悪くなった時… 水道の水がポタポタ落ちる音がしたので台所に行き蛇口を締めに行くと… 水は出てなかったのです。 気のせいかなと思い部屋に戻ろうとするとまた… ポチャン… ポチャン… ポチャン… 私は振り向き蛇口を見ると音はなくなりました。 私は怖くなって布団に入り早く寝ようとしました。 ウトウトしてると突然頭を10本の指で思いっきり押さえられる感覚があり怖くて飛び起きました。 その日は事情を話し母親と寝ました。 それからは一週間ほどでおかしな事はなくなりその家では何もなくなりました。
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