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なんなんだ、この気持ち
あの後、どうやって佳奈と別れて家に帰ったか覚えていない。
きっと佳奈に別れの挨拶をされてもあぁ、としか返さずいつもの道をぼーっと歩いていたのだろう。
ずっと、あのポスターの少女と先程見かけた女性が頭から離れない。
考えただけで心臓が勝手に早くなって身体中の血が騒ぎ出す。
悟は自分の部屋にかえるなり鞄を床に、身体をベッドの上に放り投げた。
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