始まり

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悟は今まで本気で何かに没頭することも、誰かを好きになることもなく生きてきた。 ふと、自分は生きていて価値があるのだろうかと思う時がある。 かと言って思い詰めることも死のうと考えることも無く、ただただ、まるで傍観者のように自分を見つめている。  そんな悟が1枚のポスターに目を留めた。 正確にはポスターの中の独りの少女に  
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