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何度跳んでも足にジンとくる
たったの2メートルとはいっても俺の背丈よりも高い
この木がなきゃ登るのも困難なくらいだ
当然跳び降りたら足にくる
でも最初にここから跳び降りた時に比べたら大分マシになった気がする
最初にここに来た時の俺の間抜けブリといったら無かった
あの日も今日と同じように半日のみの授業…と、言うか入学して間もない頃の土曜日登校
その日は生徒総会と部活会があるとの事での登校だった
考えてみると今日と似た感じだったかもしれない
確か生徒総会より部活会が後で11時位で終わり
その後でどの部活に入るだなんだと教室でダベって…
飯に行こうと言う話になったけど俺は断って
教室でぼーっとしているうちに今と同じくらい時間
…なぜ断ったかと聞かれれば答えるのは難しいけど
俺は友達付き合いとかわりと苦手で
仲は悪く無いとは思っていたしよく話す連中ではあったけど友達ではない気がしたから
それだけ…でも、少し後悔してぼーっとしてたんだ
そう言えばあの日ダベっていた連中も今日と同じようなメンツで
鈴木と近藤…千装はいなかったな…そんな感じのメンバー
鈴木も近藤も野球部に入るって息巻いてた
あの頃は鈴木だって普通の奴だったと思う
近藤も鈴木も同じ中学の出身だけど鈴木とは同じクラスになったのも高校が初めてであまり仲も良くなかった…
逆に近藤とは中学の三年間同じクラスで面識もあり高校に入学してからも結構話したりもしてる方だ
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