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エリシア・クラシル編Ⅰ~ドラゴンと少年と~
さて、クシャナ国とやらに着いたわね!
全く…バカ娘と良い、バカな義理息子と良い…、このアタシを使いっパシリにするとは、本当に良い度胸してるわよね。
見てなさいよ。
今に、仕返ししてやるわ!
「エリシア…この際、仕返しは良しとする。
良しとするから…そろそろ、この我を攻撃するのは止めてくれないか?」
?…何で?
アンタを攻撃しなかったら、アタシはこれから誰を攻撃したら良いのよ?
トウヤは攻撃して楽しいけど、あんまり攻撃するとエルフォミリアが怒るのよねぇ。
「いや、攻撃しないと言う選択肢は無いのか?
この数千年思ってきた事だが、お前はもう少し落ち着くべきだと、我は思うぞ。」
何をバカみたいな事を言ってるのよ?
攻撃しないアタシなんて、アタシじゃないわよ!
アンタは、そんなアタシの方が良いの?
「エリシア。
随分と間違えた考え方をしていると思うのは、我だけか?」
何よ?
アタシじゃない方が良いの?
アタシじゃない方がアンタは好きって事なの!
「待て!
そんな事は言っていない!
言っていないから、そんな顔で我に近付いてくるなァ!」
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