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「天宮…今授業中なんだが?」
遊が突然そう言った
遊っていうのは五十嵐のこと
「遊、悪い
夜神かりる」
それだけ言うと遊はため息をはいた
「駄目
夜神は理事長に呼ばれてるんだよ」
理事長に…?
「後で行かすから」
「とにかくかりる」
俺がそう言うと夜神が嫌そうな顔をしてたが関係ない
夜神の腕を引っぱり教室から出ようとした…が、動かない…
なんでだ?そう思って、後ろを見ると夜神が男の腕を掴み抵抗していた
『待て待て
いきなり来てかりるとかおかしくないか;;?』
「おかしくない
良いから来い」
その為に来たんだから
グイグイと夜神の腕を引っぱってズルズルと引きずるように少しずつ動かした
『おかしいから;;
それに何の用?』
「フッ
来ればわかる」
俺がそう言うと夜神は有り得ないことを言った
『知らない人にはついて行くなって言われてるんで無理です』
は…?
知らない人って…
こいつ俺を知らないのか?
冗談だろ?
「お前それなんの冗談?
俺を知らねぇとかないだろ」
笑いながらそう聞くと夜神は一瞬焦ったような顔をして
『初対面だよな;;?』
いや、まぁ確かに初対面ではあるけどな
本当に知らないのか?
これには遊達も驚いたようで
「え;;
夜神マジで言ってる;;?」
と呟いた
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