君は俺のモノ

転校

｢…校長の言っていた意味がよく分かったよ///｣

え…それ酷くない？
軽くショックなんですけど;;
しかも顔赤いし…風邪？

『理事長風邪ですか？』

私がそう言うと理事長はきょとんとしたあと笑い出した

どこに笑う要素が…？
風邪で頭がイかれ｢違うから｣

きっぱりと断言されてしまった

｢夜叉君は綺麗だね｣

『はぁ、どうも』

｢あんまり変装解いちゃ駄目だよ？｣

『バレますからね』

｢いゃ、バレはしないだろうけど…
髪短いし｣

それは男みたいって事？
まぁ、いいけど

『じゃあ、なんですか？』

｢ほら、ここ男子校だし？狼がいっぱいいるし、食べられるよ？｣

え…
男子校って狼飼ってんの;;？？

『俺食っても美味しくないっすよ…？

逆にお腹こわすかも…』

－理事長

夜叉君意味分かってないな;;
狼って生徒のことなんだけど;;

－

｢まぁ、変装してる限りは食べられないよ｣

それって変装解いたら食べられるって事ですよね…？

内心冷や汗をかきながらも理事長をジッと見つめる

｢っ///｣

あ、赤くなった
なんで…？

－理事長
夜叉君反則///
そんなに見つめられたら…///

－

夜叉に見つめられ、顔を赤くした理事長だった

｢ｺﾞﾎﾝｯ

じゃあ、続きを話そうか…
高宮は全寮制なんだ｣

『マジですか？』

｢マジです。

本当は二人部屋なんだけど、夜叉君は一人部屋にしといたから安心していいよ｣

すっごい良い人！！
理事長あなたが天使に見えます！！

『理事長、お気遣いありがとうございます』

｢高宮 紫苑(ﾀｶﾐﾔ ｼｵﾝ)｣

は？

『ぇと…？』

訳が分からん;;

｢俺の名前。
呼んでよ｣

いやいやいや。
それは生徒としてどうかと…;;

『でも、理事長ですし…』

｢いいから。呼んで｣

ちょっと話聞こうよ！！

『高宮…さん？』

恐る恐る呼んでみると、理事長はムッとした顔をしていた

だからやだったのに！！
いきなり退学とかになったら…
殺される…;;;