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―90年の後半辺りから、動員や人気もガーンと伸びてきてるみたいだけど。
J「でも俺ら自体は、結成当時から何も気持ちは変わってないんですけどね。ただ、周りの人達が認めてくれるようになっただけなんじゃないかなと思ってますから。」
隆「でも周りが認めてくれたのは、動員があるからだけなんだと思います。演ってる事は前と変わんないから。でも、それなりに成長はしてるから、それなりによくなってきてるとは思うけど。」
―バンドとしては、その辺の状況はシビアに見てるんだ。
杉「シビアかな。俺らが一番大事なのは感情なんですよ。自分の気持ちや精神とか、それが全てなんですよね。それを表現する手段として、音楽やビジュアルがあるんだけど。要はその感情面をすっごく大事にしてるバンドなんです。」
―じゃあバンド結成した時から、音的云々と言うよりは、自分らの感情をどれだけ出していくかって所に基盤があったって事?
杉「このメンバーになって、この音やっていこうという決め事は全然なかったし、自然にやってこうなってますから。それに音や外見というのは、成長していくにつれてどんどん変わっていくでしょ。だから自分の精神面を凄く大事にして、それを自然に出していれば、絶対に成長していくもんだと思うんですよ。」
―各自自己主張はかなり強いんだ。
J「5人が5人全く違う方面にベクトルが向いてるんで。今バンドとして成り立っているのは、その最大公約数の部分の接点を、みなで追求しているだけで。」
―ところで名前をLUNACYからLUNA SEAに変えた理由って何なの?
J「イメージをもっと広げたかったというのがあって。」
隆「生命の誕生とでも言うんですか。」
J「月のように変化があって、海のように深くと。とにかく名前にしてもイメージを限定したくなかったという現れですかね。」
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