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―LUNAって隠語で狂気的な意味も持ってるでしょ。
杉「前のLUNACYというのは、その狂乱者っていう意味だったんです。」
Ｊ「そういう部分を残しつつもみたいな。」
隆「っていうか、今まで演ってきた事も全然嘘じゃないから。絶対残っていくと思いますし。ただこれからもまるっきり同じ事をやれと言われても、その日の思った感情で曲を作ったり、ライブをしてるわけだから……。」
―じゃあ各自音一つにしてもなかなか納得はしにくいんじゃないの？
杉「納得はしませんね(笑)。」
Ｊ「各自、相手の言う事をどれだけ信じられるかというのがあって、意見等いつも全てが１対４に分かれるんですよ。でもその一人の言い分を理解する力が、多分みんなにあるからじゃないかと。」
隆「何かが正しいという方法論って結局はないからね。」
〈中略〉
―感情のままに演ってるって感じなんだ。
杉「そうですね。それが自分らでは一番大事にしてる部分ですよね。」
〈中略〉
―今になって余裕が芽生えてきたとか？
隆「表現がより明確になってきてるんじゃないかな。」
Ｊ「見てる視点がもっと全然上なんですよ。もぅ突き詰めて考えてっちゃうと、音楽とかそういうんじゃない精神面的な所まで話が発展しちゃうバンドだから。だから今何百人入ったとか、今度どこそこのデッかい所でやるというレベルの考え方じゃないからね。」
杉「そういった動員面とかは一つの結果でしかないから。演奏やステージというのは、あくまでも形だと思うんですよ。でも音楽家としてもプレイヤーとしても、ちゃんとした演奏はしたいんですよ。」
―そういった面で言えば、各自がミュージシャンじゃなくて、アーティストでしょ。
杉「いい事言うなぁ。」
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