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栄華を誇った都市の成れ果ては、瓦礫の積み場だ。
世界で最もレベルの高いと称された、数多の建造物は、その大部分が見る影もない。
若さ溢れる大自然だけが、生々しい血の痕跡を身に纏いながらも保っている状況だった。
数年前から、世界では。人間とは異種の生物が、目撃され始めた。
初めは人々の怪我だけで済み、たわいもない子供の冗談だと、国も取り合わなかったが。
次第に事態は悪化し、尋常な心理の人間の手では成し得ない、死に方をする者が、現れるようになった。
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