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グラスにはバーボンのロック
いつまで経ってもやめられない煙草を
灰皿に押し付けて
ケータイ覗き込むけど
※いつ注いだかもう分からない
グラスに浮かんだ氷が
少しだけ動いて
孤独の静寂を破る
いつからなのかもう分からない
独りを望んだ自分が
少しだけ憎くて
鳴らないケータイを覗き込む
自由を求めてたあのころ
いつまで経っても鳴り止まないケータイの
電源落としたら
ソファーに投げつけるけど
いつ頃なのかもうわからない
ある日突然気がついた
「自由」とは「孤独」の
別の名前だってことに
△いつからなのかもう分からない
自由を手にした自分が
少しだけ虚しくて
鳴らないケータイに手を伸ばす
いつ点けたのかもう分からない
灰皿の上の煙草を
少しだけ蒸して
孤独の静寂に浮かぶ
※again
△again
グラスにはバーボンのロック
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