別れの唄

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最後のお別れは 思ったよりもあっけなかったね 今生の別れって訳じゃないけど   君と離れた生活が 僕を待っている まだ咲かぬ桜の花びらが 静かに舞っている   ※粉雪から桜吹雪に  思い出を映すスクリーンの様に  目の前を埋め尽くしてる  かすかに感じる木漏れ日   桜咲くこの季節に 心の中には青々とした若葉 新しいこの並木道 今は一人きり   △この道から君の歩く道  何とか見えなくはないけど  目の前にはまた違う道  前を向いて進もう   ◎真冬にも桜の芽は  じっとこらえている  辛くても寂しくても  いつか花は開く    君と出逢ったあの頃は  僕も幼かった  まだ固い桜の芽が  そっと教えてくれた   紅葉(こうよう)から冷めた紅葉(もみじ)も 葉を散らし始めてはいるけど 目の前にはまた粉雪が 気づけば季節は巡る   ※again   △again   ◎again(半音上げ)
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