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「食い意地張りすぎだろう、新八。もう少し我慢というものを覚えるべきだな」
「ちぇ。早く食いてぇなぁ…」
残念そうな永倉さんを原田さんは可笑しそうに笑っている。
斎藤さんは手を止めずに作業を続けた。
「森宮、味付けを頼む」
「はい!」
蕎麦だけじゃなくて、明日のお節料理の準備も進めなくてはならない。
夕方には準備は済んだものの、また明日も作業はある。
今日は早めに寝て、明日に備えないとね。
後は自分の部屋を軽く掃除していると気付けば夜で、皆で年越し蕎麦を食べた。
除夜の鐘ももちろん聞いた。
ずっと、年末は日を跨いでから寝ていたものだけど、今回の年は違う。
すべきことがあるし、今日はこれで就寝だ。
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