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「まぁ、時間はありますから。頑張ってくださいね、土方さん!」
「……総司、お前変なもんでも食ったか?言ってることの意味分からないんだが」
「お節しか食べてませんよ~…」
しつれいだなぁ~土方さんは、と沖田は頬を膨らませた。
「あ、あの…」
今さっき台所へ向かった望が、戻ってきた。
「どうした?」
「……お餅が…ないんです」
「………」
申し訳なさそうに俯いていると、沖田さんが「あ!」と声を上げる。
「そういえば、近藤さんと永倉さん達が競ってましたよ?餅食い競争的なことを」
「……総司、今そいつらはどこにいる?」
「確か、広間にいた気がしますけど」
土方さんは歩き出した。
わなわなと震え、明らかにあの背中は怒っている。
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