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…三年前…
私の名前は神田紗依(カンダ サエ)。
二十一歳。
将来の夢もなく、目標もなく、毎日まいにち退屈な生活を送っていた。
「今日もバイトかぁ…。」
私は居酒屋でバイトをしている。
所謂フリーターだ。
重たい腰を上げて、いつも通りバイトに行った。
「おはよ~。」
いつもと代わり映えのない挨拶。
時間通り仕事に入り、バイト仲間と他愛もない会話。
「今日も暇だといいのになぁ~。」
「だねっ!暇である事願うよ↓↓」
毎日お決まりの会話から始まる。
すると、いつもの様に少しずつお客さんが入ってきて、店はあっという間に忙しくなっていた。
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