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『あっ、今朝の女…』
｢皆、今日からクラスの一員になる片山真奈美さんだ。片山、自己紹介してくれ。｣
金澤に促され真奈美が自己紹介を始めた。
｢暁女学園から編入してきた片山真奈美です。よろし…あっ!アナタ今朝の!｣
そう言って祐樹を指さした。
｢えっ？｣
祐樹は戸惑っていたが真奈美は構わず続ける。
｢アナタこの学校だったの。これからよろしく。あっ、今朝ぶつかったのはゴメンね。いやーあれから道とか迷っちゃって大変だっ…｣
｢ｳｫｯﾎﾝ!!｣
｢あっ…｣
調子良く話していた真奈美だったが金澤の咳ばらいで我に返った。
｢沢村と知り合いのようだな。良かったな。席は沢村の隣だ。｣
金澤がそう言うと真奈美は
｢はは…はーい…｣
とバツが悪そうに祐樹の隣に座った。
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