出会いと再会と…

4/7
前へ
/149ページ
次へ
『じゃ、行ってきま~す』 「星羅!」 『何?』 「いや…気をつけろよ」 『クスッ、車なんて走ってないよ』 「確かに…」 『それに、歩いて5分もかからないし』 「そうだな」 『じゃ、行くね』 「ああ」 嬉しそうに玄関を出ていく星羅を見つめながら、 溜息をつく 「那智…」 「ああ」 静流も心配なんだな 「はぁ…定休日なくすかな…」 「そこまでしなくても」 「まぁな」 「しばらくは様子を見るんでしょ?」 「そうでした」 「お昼にお弁当を持って行こうよ」 「わかったよ」 俺達に胡蝶を嫌う理由なんかない 幽霊でも会いたいと 思っていたはずなのに 「少し眠ったら?」 「お前もな」 「じゃ、一緒に寝る?」 「寝る前にする?」 「バカ…」 「安眠出来るかもよ?」 「クスッ…朝からしないの」 「え~、朝だからしたいのに…」 「ほら、寝るよ」 「はいはい」 窓から入った風が カーテンを揺らす 「いい匂いだな」 「フリージアだよ」 「フリージアか…」 「そろそろ覚えようね?」 「努力はしてるよ」 「ホントかな~?」 「俺は静流って言う花さえわかればいいんだ」 「もう…」 「だって、いい匂いがする」 「ダメ!早く寝なさい」 「ちぇ…」 てか、眠れる訳ないじゃん! 「静流…」 「おやすみ」 「ケチ…」 「なっ!ケチとかの問題じゃないだろ!」 「ほら、怒らないの… じゃ、おやすみのキスね」 「うん」 そっと触れた唇 それだけで済む訳がない 油断していた静流を抱きしめ、舌を絡み付けながら激しいキスをする 「んんっ…っ…那智…」 「もうとまらない」 キスをしながら服を脱ぎ捨てた 「静流の蜜はどんな味?」 「エロい事言わないで」 静流の服を脱がせながら 胸元にたくさんの花を 咲かせた
/149ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2271人が本棚に入れています
本棚に追加