日常

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私が紅音を抱いた後、紅音は必ず抱き付いてくる。 もう一回、と誘われているようで私は気が気じゃない。 何でも、嬉しくて肌をまた触りたいらしい… 小悪魔め。 互いに疲れ果てたら、腕を回し合って、向き合って眠る。 毎日の夜の風景。 お帰りなさいのキス。 おかずの講評。 肌を合わせる営み。 これが、私と紅音の日常。 私の、失いたくない日常。
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