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それから、私達は暇を見つけてはジュエリーショップやアクセサリーショップを回った。
デザインや色、宝石なんかをどうするか話し合ったりしたけど、なかなか納得できる指輪に出会えなかった。
「なかなか、梨良に贈りたいって指輪に出会えないなぁ…。」
美湖がアールグレイを飲みながら呟く。
「まぁ、ゆっくり探していこう?」
私がカフェオレを飲みながら答える。
「こうやって出かけるのも楽しいね。」
「だねー。なんかほっとする。」
「ねぇ美湖、何で指輪贈りたいって言ったの?私、意外だと思ったよ。だって昔…」
私は昔、美湖が話してくれたことを思い出した。
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