恋愛談義

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昼休み。 チャイムが鳴ると共に私は席を立った。 財布を片手に購買部に向かう。 校舎から離れたところに建っている購買部は、隠れ家のような雰囲気がある。 白い瀟洒な建物で、表には白いテーブルとベンチが並んでいる。 購買部のおばちゃんが並べたプランターにも色とりどりの花が咲き、白に映えている。 まだ昼休みは始まったばかりなのに、既に多くの女の子達で溢れている。 それぞれが思い思いの品を手に持ち、楽しそうにはしゃいでいる。 私はいつも買うサンドイッチとパックのカフェオレ、サラダを手に取りレジに並んだ。 それらを紙袋に入れ、私はいつもの場所に向かった。
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