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「そうかな。」
飲み終えたカフェオレのパックを潰しながら、私は薫に答えた。
「そうだよ。」
外を見たまま、薫が呟く。
「んー!っはぁ、薫に話して良かった。もやもや取れた。でも…断るよ。」
再度背伸びをしながら言うと、最後の言葉に薫が反応した。
「何で?その人、あのかわいい先輩でしょ?断る理由ある?」
「…薫、何か言ってること矛盾してない?」
私は薫の腕を掴み、私を見るようにした。
「その人の中身を何も知らないのに、顔がいいからとかで付き合うのって、外見で男選ぶのと変わんないじゃん。」
「あっ…ん、そだね。」
「だから、まずはお友達から始めるよ。」
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