隣の住人

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抑えが効かなくなり、伊東を仰向かせ、両手を拘束する。 舌を入れ、執拗にキスをする。 「…んっ、んっ…」 時折伊東が喘ぐ。 まだ目は閉じたままだ。 自分が何をしているのか、分からない。 《コワイ カラ コワス》 伊東のキスは甘い。 伊東の手を放し、背中に回さす。 服の裾から手を忍ばせ、体をまさぐる。 弱いところを軽く撫で上げると、背中を仰け反らせ、背中の腕に力をこめる。 耳に口を寄せ、舌で犯す。 顔を捩って抵抗するが、頭を固定しているため、すぐに戻ってくる。 声と息を切なげに漏らす。 「んゃ、あっ…」 そこで薄らと、伊東が目を開けた。 口を微かに開け、危うげな瞳で見つめる。 「秋留…さん?」
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