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「やぁめっ……」
抵抗の言葉を伊東が言うも、それを唾液と共に飲み込む。
口の中の全てが溶け合う感覚になる。
動物的な激しいキスを繰り返す。
「んっ…あぁ…」
堪えられない、といった声を伊東が出す。
散々キスを味わった後、顔を離した。
伊東の唇が赤く、そして輝きを放っている。
お互い荒い息を吐いている。
そして、伊東が言った。
「…終わり、ですか?」
印象的だった瞳に、様々なものを写し込んでいる。
天井、窓、揺れるカーテン、電気。
でも一番占めているのは…
欲の煌めき。
更に何かの音がした。
再び伊東にのしかかる。
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