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無言で伊東の服を脱がせにかかる。
伊東も脱がせてくる。
「秋留さん…」
うわごとのように名前を呟く。
互いの全てを曝け出したら、もう何も言わなくなった。
ただ、体に痕を残すことに没頭する。
伊東は貪欲だった。
気付いたら上下は入れ代わり、伊東にされるがままに愛撫されていた。
白い体には、赤い痕が至るところに散っている。
首筋を甘く噛み、背筋を撫で上げ、仰け反った胸を掴み、緩く揉む。
突起を摘み、軽く捻る。
刺激が電流のように体を走り、欲が満ちる。
気付けば伊東の頭を自ら胸へと誘っていた。
「噛んで…」
考えられない言葉を呟いていた。
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