隣の住人

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抵抗らしい抵抗は最初だけで、伊東は全く嫌がる様子がない。 何をしようと素直に受け入れる。 次第に甘えた声で啼き始めた伊東に、私は緩やかに刺激を与える。 どうしてこんな時も人間は至上の悦びを求めるのか。 つながりを欲するのか。 どうしてそれだけでつながったと思うのか。 幻想にしか過ぎないのに。 「秋留さぁん…早く、早く」 今にも壊れそうな伊東がその瞳に欲とこの顔を映しながら、懇願する。 この女は。 人差し指の刺激が、伊東を襲う。 体の揺れが早まる。 伊東の全てが揺れる。 中指も加える。 少しきつめの奥も、慣れると易々と飲み込む。 上乗せされた快楽を、伊東は体全体で貪る。
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