3153人が本棚に入れています
本棚に追加
抵抗らしい抵抗は最初だけで、伊東は全く嫌がる様子がない。
何をしようと素直に受け入れる。
次第に甘えた声で啼き始めた伊東に、私は緩やかに刺激を与える。
どうしてこんな時も人間は至上の悦びを求めるのか。
つながりを欲するのか。
どうしてそれだけでつながったと思うのか。
幻想にしか過ぎないのに。
「秋留さぁん…早く、早く」
今にも壊れそうな伊東がその瞳に欲とこの顔を映しながら、懇願する。
この女は。
人差し指の刺激が、伊東を襲う。
体の揺れが早まる。
伊東の全てが揺れる。
中指も加える。
少しきつめの奥も、慣れると易々と飲み込む。
上乗せされた快楽を、伊東は体全体で貪る。
最初のコメントを投稿しよう!