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外は星空。
窓には水滴。
部屋を包む光。
満たされた温かい空気。
ﾃﾚﾋﾞからはﾊﾞﾗｴﾃｨｰの陽気な音。
ｷｯﾁﾝからは小気味よい包丁のﾘｽﾞﾐｶﾙな響き。
ﾏﾝｼｮﾝ前を走り抜ける車。
風の騒めき。
誰かの話し声。
たくさんの幸せなものに、今日も私は包まれている。
「穂乃香、できたよ！」
ｷｯﾁﾝから泉が顔を覗かせ、にっこりと笑った。
つられて私も笑う。
「めっちゃいい匂いするー！何作ったん？」
「ﾎﾜｲﾄｼﾁｭｰ。力作です！」
得意気な泉がﾋﾟｰｽｻｲﾝを出しながら、ｷｯﾁﾝに消える。
そして台布巾を持って再び出てきた。
「じゃ食べよー。」
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