安定剤・興奮剤

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驚いた声を上げた泉をソファに残し、私は立ち上がって部屋の灯りを消した。 カチッという音と共に暗闇が落ちてくる。 徐々に目が慣れ、ソファに寝そべる泉がぼんやりと浮かび上がった。 私はそろりそろりとゆっくり歩み寄る。 そして再びソファに沈み込んだ。 「んー…ほんまにクラクラする。」 泉の裸の上半身に顔を埋める。 そして赤い痕を残す。 白い首筋にくっきり残る。 「穂乃香…ね、どっち?」 満足気な表情をしていた私を、下から不満気な表情をしている泉が見上げる。 「ん?もちろん…」 私は着ていたセーターを手早く脱ぎ、火照る体を重ねた。
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