I hate me,but you love me.

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「あ、ありがと…。」 「あっ、初めて笑った!」 くすくすと珠梨さんが笑う。 「えっ?」 「照れてる顔もかわいい。」 そう言われて、ますます私は顔を赤くした。 ぷぷぷっと、珠梨さんは吹き出し笑いをしている。 「かわいいー。あたし、紋歌さんのこと好きだなー。」 思いがけない言葉に、食べ物を喉に詰まらせる。 「わっ、大丈夫?はい、お茶、」 珠梨さんが差し出してくれたお茶を飲む。 数回咳をして、ようやく収まった。 「ありがとう。」 「ううん、いいよー。」 楽しそうに笑う珠梨さんを見つめた。 「あの…」 「んー?」 さっき疑問に思ったことを聞いてみることにした。
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