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私は杏南が来るからと、早めにマンションに帰り、片付けをし、食事の用意をした。
杏南の好きな魚貝類のパスタにサラダ、アイスクリームを準備した。
午後8時。
そろそろ杏南がやって来る…
ピンポーン♪
杏南だっ!
「はぁーい!」
ドアを開けると、そこには大きな包みを抱えた杏南が立っていた。
「…何それ?」
「えっ、あー…うん、秘密。」
「ふぅーん、まぁ上がって。」
「お邪魔します。」
私は杏南を中に招き入れた。
「綺麗にしてるんだねー。」
「でしょ、ってさっき片付けたんだけどね…そこ座ってて。」
「うん、ありがと。」
「ご飯用意してるから、食べよっか。」
「本当?わぁい!」
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