気持ちいい手

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「おいしいー!私好みの味だよ。」 「本当?良かった、たくさん食べて。」 「うん。」 杏南は、とてもおいしそうに食べてくれる。 その笑顔を見てると、私も幸せになる。 食後、アイスクリームを食べようと言うと、杏南が遮った。 「…待って。」 なぜか顔を真っ赤にしている。 杏南は抱えていた大きな包みを出して、テーブルに置いた。 「杏南?」 「真琴、ちょっと目つぶってて。いいって言うまで開けちゃだめよ?」 「うん…」 私は目を閉じた。
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