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「…そっ、あんたが女だから。」
「私…たくさんたくさん努力しました!男になろうって。だから、毎日毎日会ってたのに。」
「あんたは男じゃないし、男にもなれない。あんたはあんたでしかないよ。」
「そんなの分かってます!それでも…どうしたら李華さんは私のことを見てくれるんですか?何でどうしようもないことで、勝手に線引しちゃうんですか!」
バタバタバタッ…
たまらず、私は屋上から走り去ってしまいました。
私を見ようともしなかった李華さんを残して。
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