分からない気持ち

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話しながら歩いていたら食堂に来ていた。 「んでなんでここにいるんだ?」 「えっ?!それさっき俺聞いたよ?!」 さっき見事にシカトされ落ち込んでいた湊が口を挟む。 「ちょっと用事頼まれてさ」 「そしたらみんながいた…」 「えっ?!さっきシカトしたよな?!」 シカトされたけどめげずに突っ込んだ湊だが… 「うるさい湊」 「えっ?!なんで?」 「だからうるさいんだよ」 「十夜まで?!酷いっ!俺の扱い酷いっ!尚ぉ」 「うん。しょうがないよ」 さらにダメージ受けて半泣きしだした湊。 でもみんなスルー。 出会ってからまだ一言も喋っていない雪斗に気づいた二人が声をかけた。 「雪斗?さっきから喋らないけどどした?」 「どうしたの…?」 全く話を聞いてなかった俺は「あーうん。ちょっとね」と苦笑いしながら言った。 「??」 「?…」 二人は雪斗の様子がおかしいのが気になっているみたいが、聞けずにいた。 それを察した尚が雪斗に「二人も事情知ってるんだし話したら?」と提案する。 「あーうん。それもそうだね」  
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