一通のメール

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そのみんな表情に俺は肩を竦めた。 「どういう事ってそのまんまかなぁ。 俺が前みたいになる要素ってひとつしかないだろ?」 その言葉にみんなの顔が一斉に困惑にかわる。 「「「「…………」」」」 みんな考えてることは一緒だと思う。 「あーあ。せっかくのイケメンが台なしだね。世那なんてさっきより眉間のしわ深くなってるし」 その言葉を世那はさらっと流して 「おい。それってまさか…」 なんて聞いてくる。 その言葉に3人も俺の顔色を窺うように見てきた。 「あぁ多分、世那が考えてる通りだよ。 もうすぐ日本に帰ってくるらしい。 優奈が。」  
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